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世界の祭り・郷土芸能

阿波木偶箱まわし

家々をまわり人形芸で、五穀豊穣や商売繁盛等を祈った祝福芸 

日本/ 徳島県徳島市

式三番叟とえびす人形を箱に入れて移動し、正月を迎えた民家に福(幸せ)を届けた。また、各地で人形浄瑠璃芝居を大道で演じる芸も行った。

"阿波木偶箱まわしは、徳島県独特の人形形態で二つの形があり、徳島県西部で受け継がれてきた。 三番叟まわしは、正月に得意先を廻る祝福芸で、二つの木箱に入れた式三番叟(千歳(せんざい)・翁(おきな)・三番叟(さんばそう))とえびす人形を運び、「五穀豊穣」「無病息災」「家内安全」「商売繫盛」を民家で予祝(よしゅく)した。彼らは、江戸時代初期から四国一円に福を運んだ。 明治初年には200人程いた箱まわし芸人も、時代の変化に伴い減少したが、最後の芸人といわれた人物に弟子入り(1999年)して、この芸能を阿波木偶箱まわし保存会が伝承した。現在、1000軒以上の民家で門付けを行っている。 一方、三番叟まわし芸人は、プロの人形座に所属し人形浄瑠璃芝居にも従事していた。彼らは、興行の合間に少人数で全国を廻り大道などで人形芝居を行った。箱まわし芸人の来訪がきっかけで、人形芝居を始めた例が関東から九州の各地でみられる。 阿波木偶「三番叟まわし」は、徳島県指定無形民俗文化財。"

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